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管理人の身の周りや脳内で起こった様々な事を綴ります。
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なんかコラムみたいな。
昼寝をしていたら突然のインターホンに起こされた。

出てみると、そのハッキリとした声が告げるのは私にはとんと縁のない某有名企業名、しかし生活には必要なシステムに関することだったので話は聞いておこうと玄関先まで上がってきてもらったところ……


 神のおぼしめしかと思われるほどのワイルド系イケメン登場。


いかにも何かスポーツやってました系のガタイの良さにイマドキ風のオサレ感。
無精髭なのかオサレ髭なのか分からないものをたくわえつつ、しかし爽やかな笑顔。
簡単に言ってしまえば「E/X/○/L/Eにでもいそうな兄ちゃん」だったのですが、私は別に彼らのファンでもないしそれにとどまらない何かがあった。私の萌えツボにがっちりと突き刺さるものが。

その一方で私は汚らしい部屋着(ジャージ)姿だった。軽く後悔した。


んで話を聞いてみる。
と、いわゆる「お得なプランに乗り換えませんか」的なセールスというものでありながら、そんなに悪くもなさげな話。

「折角神が与え給うたイケメンだからな……」と軽い気持ちで(いや、もちろんそれなりに信用のある企業だからというのも10%くらいありつつ/←少)さして考えもせず、その場で契約を承諾した。

ら、

まさかこんな上手く事が運ぶと思っていなかったんでしょうね。
途端の慌てふためきっぷり。というか、


 ヘ タ レ ワ ン コ リ ー マ ン キ タ コ レ 。 (腐)


力強げなガタイといかにもリア充そうなオーラに似合わず、契約書を前に悪戦苦闘。
「すいません、僕まだ新人で……」と言い訳しつつ、先輩(多分)に携帯で連絡を取ろうとするも、かける相手かける相手みんな留守電というこれまた神の御業が彼を襲う。(笑)

そんな中で契約書の項目を埋めていき、「オッケーっす!」とテンションで乗り切ろうとする彼を微笑ましく見つめる。
「大丈夫かコレ?」という不安よりも「まぁいっか、萌えるし。」という思いの方に従って行動してしまう私はきっと破滅型だ。いつかだめんずに騙されると思った。


そして何の流れか「僕と同い年くらいじゃないっスか?」という話題になり。

「いやはや23です。」と答えると「僕21っス!」とな。


──って年下かい! 完全に同い年か上だと思ってたわ!


というツッコミは胸に収め、21という中途半端な年齢に妄想する。

21で新人ということは短大卒で入社したのか、それともショップのバイト上がりか。いやいやあのリア充(予想)っぷりからすると高校時代の先輩かなんかに拾ってもらったという線も……


 「それどんなBL漫画だ」っていうね。(腐2)


その先輩(仮)に契約数の少なさを叱責されてあーだこーだされるところまで妄想してしまった私を、契約に免じて許してくれ。(鬼)


でも正直、そんなことはどうだっていいんです。
そんな妄想に勝るものを、私は彼からもらったのです。


やっと繋がった電話で今後の流れについて先輩に確認した事項を、私がズボラで忘れっぽいことを知ってか知らずか、彼はわざわざその場にしゃがみ込み、よく鍛えられていそうな太ももを土台に手書きでメモしてくれました。

決して洗練されていない字体。上手く繋がっていない矢印によるフローチャート。しかも「郵便為替」という字が書けなくて「ゆう便 替」という字になっている。

でもそんな脳みそ筋肉な不憫さもどうだっていいんです。


「説明事項チェックリスト」に従って一通り説明を終えた後、「では『この説明で分かった』……かどうかアレですけど……」と苦笑しつつ、「『分かった』という場合には署名をお願いします!」と差し出されたチェックリスト。

見ると、まだ説明完了のチェックが付いていない項目がある。「それでいいのか?」とまたも一抹の不安がよぎる。

でもそんなヌケ作っぷりもどうだっていいんです。


だってそれら全ての行為が「一生懸命」だということが伝わったから。
説明漏れがあろうが、そこに悪意はない。ただの不慣れや天然なのだということが分かるから。

メモをしている手元を見ると、オサレなスーツから覗くワイシャツの袖口は、きっとたくさんの書き物をしたのだろう、真っ黒に汚れていた。それを見ただけで、もう何事にも代わる彼の努力を感じた。

チェックシートの聞き漏らし事項に気付いたのだろう。その後彼はきちんと追加確認をしに来た。
「インターホン越しで構いませんから」と言ってくれた。生年月日を訪ねられた時、「西暦でいいですか?」と問い返した私に、「はい、1987年で……」と即座に答えた彼。あの何気ない年齢のやり取りも、きちんと頭に残っていた。それだけで、誠実さを感じた。


しかしそうであったとしても、その甘さを分かっていながら野放しに放置することは問題なのかもしれない。
「社会人としてそれは駄目だよ」とでもたしなめてやることが本当の優しさであり、正解なのかもしれない。

しかしそれでも私は、彼はあのままでいてほしいと思った。
営業マンとしては決してスマートではないにせよ、彼はあの憎めない天然さで、一生懸命さで、誠実さで、これからもきっと人の心を惹きつけていけるだろうと、それで十分じゃないかと、そんなことを思った。

その「素質」をそのままに、たとえ一種の勘違いであったにせよ「契約上手くいった!」と彼が自身の「営業スキル」に自信を持つ、そのための足がかりになることができたのであれば、私はそれで本望である。


恐らく、この考え方は間違っているのだと思う。
しかも私の職業と照らし合わせると、こういう思想を持つことはかなり宜しくないのだとも思う。


けれど私が彼に「癒しのひと時をありがとう」と思った、「これだけ頑張っている人がいるのだ」という活力をもらった、この気持ちだけは間違いないのです。

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プロフィール

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藍染衛門
年齢:
38
性別:
女性
誕生日:
1987/07/14
職業:
国語の先生
趣味:
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